世界の名著39『カント』

世界の名著 39 カント (中公バックス)

世界の名著 39 カント (中公バックス)

ちょっとずつ読んでいる。熊野純彦の哲学のエッセンスシリーズの『カント』読んで、石川文康の入門を2冊読むところまでは良かったのだが、御本人を読み始めたらこれがもうつまらなくて……。なんでしょうねえ、いまの自分の関心とは合わないのかなあ。道徳論にしても、自分の場合は単純に聖書に依拠しちゃってるからねえ……。

  • (カントの生涯と思想)
  • プロレゴーメナ Prolegomena zu einer jeden künftigen Metaphysik, die als Wissenschaft wird auftreten kӧnnen[1783]
  • 人倫の形而上学の基礎づけ Grundlegung zur Metaphysik der Sitten[1785]
  • 人倫の形而上学(法論・徳論)[1797]

『学問として現われうるであろうすべての将来の形而上学へのプロレゴーメナ(序説)』(土岐邦夫・観山雪陽訳)

序言 ・すべての形而上学的認識の特性についての序言       ・序説の一般的問題の解決    ・序説の一般的問題 いったい形而上学は可能か           いかにして学問としての形而上学は可能か ・序説 一般的問題 いかにして純粋理性からの認識は可能か ・付録 学問としての形而上学を実現するために生じうることについて  先験的主要問題の                                   ・第一部 いかにして純粋数学は可能か            *『純粋理性批判』について、その探求に先行して下された、 判断の見本  ・第二部 いかにして純粋自然学は可能か ・第三部 いかにして一般に形而上学は可能か         *判断を下しうるように、それに先立って『純粋理性批判』を 探求することの提案   § 純粋理性の弁証論への前書き   § 1 心理学的理念      § 2 宇宙論的理念    § 3 神学的理念   § 先験的理念のための一般的な注   § 結び 純粋理性の限界規定について            

『人倫の形而上学の基礎づけ』(野田又夫訳)

○序言                               ○第三章 人倫の形而上学から純粋実践理性批判への移り行き ○第一章 通常の道徳的理性認識から              ・自由の概念は意志の自律の説明のための鍵である      哲学的な道徳的理性認識への移り行き         ・自由はあらゆる理性的存在者の意志の特質として                                 前提されねばならない ○第二章 通俗的道徳哲学から人倫の形而上学への移り行き    ・道徳の理念にともなう関心について   ・道徳の最高原理としての意志の自律             ・定言的命法はいかにして可能であるか  ・道徳のあらゆる不純な原理の源泉としての意志の他律     ・あらゆる実践哲学の最後の限界について  ・他律の根本概念を前提するときあらゆる道徳原理の区分   ○結論